【英国RIAT2023遠征】(2)往路移動編/桃園空港 展望デッキ撮影/ローダーズホテル台北 宿泊記(2023/7/12)
こんにちは。NANTAKU(@nantaku_p_photo)です。
鹿児島→福岡→台湾と移動して、台北桃園国際空港にて無事台湾に入国した7/12。
ヒースロー行きの飛行機は翌朝出発するため台湾に1泊する必要がありますが、到着したのは14時ごろで時間もあったので、数年前にオープンしたと噂の展望デッキからヒコーキ撮影をする事にしました。
桃園国際空港 展望デッキ
展望デッキは桃園空港第2ターミナルの北側と南側の2か所にあり、北側が海側の滑走路05L/23R、南側が05R/23Lに面しています。
ターミナルビル3階の出発階フロアの真ん中から左側(チャイナエアラインのカウンター)に行けば北側、右側(エバー)に行けば南側です。
3F端の増築されたようなエリアにエレベータがあるので、5Fまで上がればフードコートが出ててフロアの奥まで行けば展望デッキです。
展望デッキ入口には警備員が居るので簡単な手荷物検査を受けて入場です。
展望デッキからの眺めはこんな感じ。暑いですが海が見えて景色が良いです。
桃園機場第二航廈北側観景台
フロアは上下2層になってましたが上側の方が眺めが良さそうだったので、先日導入したNikon Z8と100-400mmでヒコーキ撮影開始です。
チャイナエアライン Airbus A350-900 (B-18915)
キャセイパシフィック Boeing 747-400F (B-LIB)
中国南方航空 Airbus A330-300 (B-8870)
チャイナエアライン Airbus A330-300 (B-18359)
チャイナエアライン Airbus A321neo (B-18101) "ピカチュウジェットCI"
チャイナエアライン Boeing 777-300ER (B-18001)
中国国際航空 Airbus A330-300 (B-6513)
暑かったので1時間も撮影せず一度屋内に撤収。
3Fに戻ってから今度は南側の展望デッキに行ってみます。
桃園機場第二航廈南側觀景台
先程と同じく警備員のチェックを受けて入場。
北側と同じようにフロアは上下2段になっており、上側からの眺めはこんな感じです。
エバー航空 Boeing 787-10 (B-17811)
キャセイパシフィック航空 Airbus A321neo (B-HPH)
スクート Boeing 787-9 (9V-OJF)
そろそろ暑いのでギブアップして撤収です。
時間帯が悪かったのか、元々長距離便が少ないのか、2時間程度で撮影出来た機体はほとんどが台湾・中国・香港など近場のエアラインだけでした。
台北滞在
宿を台北市内に予約しているので桃園MRTで台北駅を目指します。
40分ほどで台北駅に到着。
今日のホテルは台北駅の目の前にある「Roaders Plus Hotel Taipei Station」です。
予約していたのは上層フロアにある「台北101ビュールーム」。この日は素泊まりで1.3万円ほどでした。
比較的あたらしい建物なのでお部屋は綺麗で、冷蔵庫や歯ブラシなどのアメニティも完備です。
バスルームにはバスタブは無くシャワーのみですが、トイレはウォシュレット付きでした。
フロント階にはコインランドリーも複数台あるので長期滞在でも大丈夫そうです。
日暮れまで時間があるので台北の街に出ることに。
MRTで忠孝新生駅まで移動して、台北の秋葉原的な光華電気街を散策しました。
電機メーカーとPCパーツとカメラとアニメが混ざり合うカオスな街です。
日暮れが近いけどやはり暑いのでタピオカを頂きます。
夜になったので夕食。
せっかくなので夜市にも行ってみたかったのですが、万が一を考えて1週間の遠征の2日目でお腹を壊す訳には行かないので超無難な鼎泰豊に行ってみることにしました。
新光三越店で30分ほど並んで、排骨チャーハンと小籠包を注文。間違いない美味しさでした。
お宿に戻ったら部屋から台北駅と台北101の夜景が見えたので撮影してみました。
Nikon Z7 / NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
翌日の朝9時発のヒースロー行きのヒコーキに備えて早めに就寝しました。
【英国RIAT2023遠征】(1)往路移動編/鹿児島→福岡→台北/BR105搭乗記(2023/7/11~12)
お久しぶりです。NANTAKU(@nantaku_p_photo)です。
コロナ禍以降、3年ぶりの海外遠征という訳で英国で開催されたエアショー「The Royal International Air Tattoo 2023」に行ってきましたので、エアショーの様子や遠征の道中についてレポートしていきます。
今回の遠征日程はこんな感じ。
7/11(火) 鹿児島中央駅→博多駅(九州新幹線)、福岡泊
7/12(水) 福岡空港→台北桃園空港(エバー航空BR105)、台北泊
7/13(木) 台北桃園空港→スワンナプーム空港
→ロンドンヒースロー空港(エバー航空BR67)、英レディング泊
7/14(金) RIAT1日目、英レディング泊
7/15(土) RIAT2日目、英レディング泊
7/16(日) RIAT3日目、ロンドンヒースロー空港(エバー航空BR68)→
7/17(月) →スワンナプーム空港→台北桃園空港、台北泊
7/18(火) 台北桃園空港→福岡空港(エバー航空BR102)、福岡泊
7/19(水) 博多駅→鹿児島中央駅(九州新幹線)
ロシアのせいで遠回り&燃料費高騰からの航空券高騰のため、比較的安価な福岡発のエバー航空を選びましたが、そのせいで日数をかけた割には英国滞在が約72時間というちょっとおかしな旅程になっています。
まず、今回の記事は初日~2日目までについて道中の様子をお伝えします。
7/11(火) 夜
飛行機が昼過ぎなので当日の移動でも全然間に合いますが、朝が苦手&ホテルの無料宿泊券が期限切れ間近というわけで仕事終わりに鹿児島から出発して福岡に1泊することにしました。
鹿児島中央駅から新幹線で博多駅まで移動します。
この時間帯は「つばめ」しか運行がない様子。
幅広の指定席で1時間半ほど掛かって博多駅に到着。
この日のお宿は中洲川端駅近くのベッセルイン。10泊すると貰える宿泊券でツインルームを予約しておきました。
メシマズ国へ遠征するので日本食の食べ納めという訳で、近くの長浜ラーメンで夕食。
山笠の時期だったので宿の近くでも準備が進んでいるようでした。
7/12(水)
ヒコーキは昼過ぎなのでゆっくりと福岡空港へ向かいます。
いつの間にか国際線連絡バスがBRTタイプになっていました。
出発2時間半前にカウンターに着きましたが、エバーは出発2時間前から手続き開始のようで行列が出来ていました。
適当に時間を潰していたら手続き開始したので、優先レーンにて手続き完了。
2020年にSFC取得したあと最初の海外遠征だったので、やっとスタアラゴールドの効力を発揮することが出来ました。
それでは保安検査&出国。3年ぶりに日本から脱出です。
朝食がまだだったので昼食を兼ねた食事のためにラウンジに行くことにしました。
ラウンジ福岡
福岡空港国際線ではラウンジが3か所ありますが、こちらは各航空会社共用のラウンジです。
あまり食事の品数も多くなかったので軽めに頂きました。
エバー航空BR105便搭乗記
そろそろ搭乗時間が近づいてきたのでゲートへ。
本日の搭乗便は
福岡空港→台北桃園国際空港
エバー航空105便
Boeing 787-9
今回が初のエバー航空。機材は787です。
優先搭乗させてもらい機内へ。
まあ普通のエコノミー席という感じで台湾までなら全然余裕そうです。
座席に置いてあったイヤホンはよくある双頭プラグではなく普通の3極プラグなので持ち帰って普通に使えそうですね。
20分ほどディレイしてドアクローズ&プッシュバック。
相変わらず福岡空港のトラフィックは混んでいるようで、滑走路端で着陸機4機と離陸機2機を見送った後にやっと離陸の順番が回ってきました。
南側へ離陸。787のGEnxが唸りを上げますがとても静かです。
しばらくすると巡航高度に達したようで、天気が微妙だった福岡と違い上空は青空です。
昨夜出発した鹿児島の上空を通過。
その後に機内食が出てきましたがメニューは1種類だったようです。
エバー航空の機内食は美味しいと噂には聞いていましたが間違いありませんでした。
メインのお肉も柔らかく、ポテサラにも沢山リンゴが入ってて、左上のチーズケーキ?も美味しかったです。
その後順調に飛行を続けて桃園空港に着陸。
スポットに到着。外は湿気が凄いようで、窓が一瞬で曇っています…
降機して入国審査場へ。
ガラガラだったので一瞬で台湾に入国できました。
【シンガポール&デレ7th大阪遠征】(12)シンガポールエアショー・パブリックデー1日目/フライトディスプレイ編(2020/2/15)
お久しぶりです。NANTAKUです。
丸々2年ほどブログを放置しておりましたが生きておりました。
前回の更新では2020年のシンガポールエアショー遠征の途中でしたが、まずは完結させるべくこちらから再開できればと思います。
今回の記事ではシンガポール遠征最終日となりましたシンガポールエアショー2020(Singapore Airshow 2020)、パブリックデー初日(2/15・土曜日)の様子についてレポートします。
パブリックデーでもビジネスデーと同じくエキスポ駅に行きますが、ビジネスデーとは異なりバスに乗る前に入場手続きを行います。
バスに揺られて会場に到着。
ちなみにこの日のプログラムはこの5つ。
順番にレポートしていきます。
【シンガポール空軍 F-15SG & AH-64D】
まずは地元シンガポール空軍のF-15SG(1機)とAH-64D(2機)によるデモフライトです。
戦闘機とヘリのコラボという世界的にも珍しいデモフライト。フレア放出も撮影することが出来て大満足でした。
【中国空軍 八一飛行表演隊】
お次は中国空軍のアクロバットチームである、八一飛行表演隊のフライトです。
2018年の珠海エアショーで一度観たことはありましたが、あちらは曇りなのかPM2.5なのか霞んだ空…シンガポールでは初めて青空で見ることが出来ました。
【アメリカ空軍 F-22A】
急旋回したり、フラットターンしたり、クルビットしたり…
このシンガポール遠征でF-22を始めて見た訳ですが、変態機動を見せつけてくれて大興奮でした。
【アメリカ海兵隊 F-35B】
岩国基地のVMFA-121所属機です。
数回会場正面をパスしてから、B型おなじみのホバーモードのデモです。
【アメリカ空軍 B-52H】
おそらくはグアムに展開していたとは思われますが、遥々遠くから飛んできて1パス行い終了。
という訳でシンガポールエアショー2020、パブリックデーの様子でした。
この後はチャンギ空港まで移動して帰国ですが、詳細については次回レポートします。
【シンガポール&デレ7th大阪遠征】(11)シンガポール空軍博物館編(2020/2/14)
シンガポール遠征は4日目に突入。
前日までの微妙な天気と違い、完全に晴れています。
この日はビジネスデー最終日ということもありフライトディスプレイは予定されていないのでエアショーには参加せず、シンガポール空軍博物館や市内の観光をしました。
ゆっくり目に起きてホテル1Fのフードコートで朝食。
シンガポール空軍博物館
さて、ホテルを出てこの日最初の目的地であるシンガポール空軍博物館(RSAF Museum)へ向かいます。
開館時間:8時半~17時
休館日 :月曜、祝日
入場料 :無料
公式HP
https://www.mindef.gov.sg/web/portal/rsaf/about-the-rsaf/air-force-museum
【行き方】
シンガポール市街から遠くはないパヤ・レバー空軍基地に隣接しているので、MRTとバスを乗り継いで行くことが出来ます。
まずはMRTでユーノス駅(Eunos)まで移動。
駅の目の前にバス乗り場があるので94番のバスを待ちます。
数分ほど待っていると、目的のバスが来ました。
バスに乗車。あとは空軍博物館前のバス停で降りるだけ。
シンガポール空軍博物館に到着です。
【入場】
それでは中を見学しようと思って入り口に向かうとゲートにこんな張り紙が…
どうやらリノベーションのために閉館中なようです…
一応出発前に公式HPとかを見たけどそんな事書いてなかったのに…
ゲート前で絶望しているとスタッフのオッチャンが近づいてきて話しかけて来ました。
オッチャン「今日はクローズなんだけどどこから来たの?」
私 「日本から来ました~」
オッチャン「エアショーかい?」
私 「YES YES」
オッチャン「そうか~それじゃあ特別に10分だけ入っていいよ?」
と言う感じで、10分間・屋外と1Fの展示物のみという条件で入場を許してくれました。ホントにありがとう…
では10分しか見学時間が無いので、ダッシュで展示機を撮影です。
(そのせいで写真のクオリティはアレですがお許しください…)
【屋外展示】
まずは屋外展示。
建物前の駐車場スペースに何機か展示されていました。
Northrop Grumman E-2C Hawkeye
一番入口側に展示されているE-2さん。
Douglas A-4S Skyhawk
かつての主力機だったスカイホークはポールに固定されて飛行形態での展示です。後からも出てきますが、この博物館にはスカイホークが3.5機分も展示されています。
Hawker Hunter
ハンターも飛行形態です。
Aermacchi S-211
イタリアの珍しい練習機。軽いからか、博物館の外壁に固定されていました。
Aermacchi SF-260
こちらも珍しい機体。型式調べるのに苦労しました。
Bell UH-1B / Eurocopter AS 350
Rapier missile system
駐車場のど真ん中にはレイミアミサイルが鎮座しています。
Oerlikon KD 35mm cannon
エリコンの対空砲。かつて陸自も採用していたようです。
【屋内展示(1F)】
お次は屋内展示です。屋内と言っても外壁が無いので半屋外といった感じ。
内部は暗いけど外は明るいので露出が難しいですね…
Douglas TA-4SU Skyhawk
F404エンジンを搭載して魔改造されたスカイホーク。独立型のキャノピーが特徴的です。
胴体中心線にはドローグポッドを搭載していました。
Douglas A-4S Skyhawk
こちらは屋外と同じS型。
Douglas TA-4S Skyhawk
魔改造される前の複座型の前部胴体。
Hawker Hunter
こちらにもハンターさん。武装マシマシ状態での展示です。
RR AVON
ハンターの搭載エンジン。ほぼ最初期のジェットエンジンですね。
BAC Strikemaster
本家RAFでは採用されなかった軽攻撃機。この博物館には珍しい機体が多いですね…
RR Viper525
ストライクマスターの搭載エンジン。
Lockheed T-33A Shooting Star
打って変わってこちらは何処にでも居るT-33。
Bell UH-1B
Aelospatiale SA-316B
BLOODHOUND MISSILE
SEARCHER UAV
CHUKARⅢ
空軍50周年の壁画?
グッズショップは閉店中です。
案内板によると3階建てのようです。
【撤収】
そろそろ10分経ったのでオッチャンにお礼を言って撤収です。
博物館前のバス停で帰りのバスを待っていると日本人の方から声をかけられました。
声をかけてきた某Y氏も私と同じくオッチャンと話して入場させてもらったそうで、バス内で色々と海外遠征の話しながらユーノス駅まで戻って解散。
この後はシンガポール市内観光の予定だったので私はマリーナベイ方面へ移動。
という訳で今回はここまでとして、市内観光の様子については次回レポートします。
【シンガポール&デレ7th大阪遠征】(10)シンガポールエアショー・トレードデー参加2日目/入場&フライトディスプレイ編(2020/2/13)
前回まで複数回に渡ってシンガポールエアショー2020参加1日目の様子についてレポートしましたが、今回は翌2/13(木)の様子についてレポートします。
入場
シンガポール滞在3日目の朝です。
この日もMRTでEXPO駅まで向かい、バス乗り場で別売りの乗車券を購入してシャトルバスに乗り込みます。
1日目と同じ手順で入場。
ちなみに入場パスは1日目のものを使い回す(参加する全日程分が印字されてある)ので失くさずに持ってくる必要があります。
入場方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
とりあえず時間があったので展示ホール内を散策していると、撤収済みのSUBARUブースを発見。前日は健在だったので2日間のみの参加だったようです。
そろそろフライトディスプレイの時間となってきたので、外に出て撮影の準備をします。
この日もD500と200-500の組み合わせ。ただし前日の撮影で飛行エリアが遠い事が分かったのでx1.4のテレコンを入れてみました。
(これが大失敗。テレコンのせいで写りが甘い写真ばかりになってしまいました…)
フライトディスプレイ
フライトディスプレイのスタートです。
それぞれの内容については1日目のフライトディスプレイ編にて解説していますので、今回はサラッと流します。
【RSAF F-15SG & AH-64D】
まずはシンガポール空軍のF-15SGとAH-64Dによるデモフライトです。
空自のデモでは見ることが出来ない4ポイントロール。
前日と違い天気が悪くローショーなのかフレアは控えめです。
機関砲攻撃(想定)のために突っ込んできてフレアを撒きつつ急上昇。
アパッチ同士で戯れています。
最後は余ったフレアを全てぶち撒けていきました。
【USAF F-22 DEMOTEAM】
会場右側から進入してきて急上昇。
今度はグワッと急旋回。舵面の動きがバラバラで大変気持ち悪いです。(褒め言葉)
ウェポンベイをご開帳。
ロースピードパス(ハイアルファパス)
旋回してから一瞬で加速してのハイスピードバス。
ナイフエッジパス。
最後は再び会場正面でグワッと急旋回して終了です。
【USMC F-35B】
会場右側から進入してきて旋回。
F-35もウェポンベイをご開帳。
背中を見せながらパス。
B型の真骨頂であるホバーモードで会場正面を一度通過。
ギアダウンしてホバー状態のデモを行って終了です。
撤収
という訳でフライトディスプレイは全て終了です。
2月とはいえシンガポールはクソ暑いので会場内の売り子さんからアイスキャンディを購入。甘くてめっちゃ美味しかったです。
用事も済んだのでシャトルバスで会場から撤収します。
EXPO駅に到着。ホテルに帰ろうと思いましたが昼食がまだだったので、MRTで隣駅のチャンギ空港へ行くことに。
とりあえずターミナル3へ。
同じT3内にあるスーパーでお土産物を物色。ここでは日本フェアが開催中のようで、日本のカップ麺や調味料などが売られていました。
その後は一度ホテルまで戻って休憩。
夜は再度街まで出て、中華屋さん的なお店で夕食を取ってシンガポール滞在3日目は終了です。
【シンガポール&デレ7th大阪遠征】(9)シンガポールエアショー・トレードデー参加1日目/フライトディスプレイ・後編(2020/2/12)
今回もシンガポールエアショー2020(Singapore Airshow 2020)、トレードデー参加1日目(2/12・水曜日)のフライトディスプレイについてレポートします。
前回はシンガポール空軍機によるデモフライトについて紹介しましたが、今回はアメリカ軍のステルス機2機種によるデモフライトです。
【USAF F-22 DEMOTEAM】
先程のRSAFのデモフライト時は晴れていましたが、この時点で少し曇ってきました…
まずはアメリカ空軍所属であるF-22Aのデモチームによるデモフライトです。
ちなみに、デモチーム本拠地は米本土のラングレーAFBですが、ハワイ・ヒッカムAFBの機体を使用していました。
会場右側からF-22が進入してきました。
会場正面を通過すると急激に引き起こして早速の変態機動。湿度のせいでベイパーが凄いです。
更にそのままの姿勢でレベルオフ。マイナスGは大丈夫なんでしょうか?
再度、会場右側から進入してきます。
アフターバーナー全開で360°ターンを行って…
またまた急激な引き起こし。
そのままの姿勢からペダルターン(?)で反転してきました。変態機動すぎる…
そこから降下してきて…
会場正面でグワッと急旋回。舵面の動きがバラバラなのが最高に気持ち悪いですね…(褒め言葉)
旋回から帰ってくると、ウェポンベイをご開帳。
開く瞬間は見えませんでしたが、閉じるスピードは非常に早いです。
仕切り直して会場右側から進入、ナイフエッジパスです。(少し遠目…)
今度は会場左側から進入、FBW機のデモフライトではお馴染みなハイアルファパスです。F-16やF/A-18系よりも大きなAoAをとっている気がします。
次は会場右側から進入。
バレルロールしつつ左側へ離脱していきました。
お次は会場左側から旋回しつつ進入してのハイスピードパス。
F-16では長い加速時間を取ってのからのハイスピードパスですが、F-22はパワーが圧倒的なのか一瞬で加速してしまいます。
今度も左側から進入。
A/B全開での360°ターンを行います。
お次は右側から進入。背中を見せたあと旋回して会場正面に離脱します。
最後のパスになりました。会場左側から進入して正面で急旋回して離脱。
やはり舵面の動きが気持ち悪い…(褒め言葉)
という訳でF-22デモチームによるフライトディスプレイでした。
この日は曇っていたので水平系の課目ばかりだったようです。
ちなみに私がF-22の実機を見るのはこの日が初めて。
少し遠目でしたが、さすがデモチームというべき変態機動で大興奮の10分間でした。
(快晴となった3日目のハイショーを見せつけられて驚くのはまた後の話)
【USMC F-35B】
F-22のデモフライトが終わったばかりですが、間髪入れずに米海兵隊のF-35Bによるデモフライトが始まります。
(チャンギの離発着を止めている50分間で全てのデモフライトを終わらせる必要があるので…)
ちなみに機体はお馴染みMCAS岩国のVMFA-121所属機です。
AC/DCなBGMに合わせて会場右側からF-35が進入してきます。翼端にはAAMランチャーが付いたままですね。
とりあえずAB全開で右旋回して一度離脱。
会場左側から進入してフラットパス。
今度は会場右側から進入してウェポンベイをご開帳。
お次は左側から進入してAB全開での360°ターン。
流石にF-22の後だと旋回半径は大きく見えます…
次は会場右側から進入して、背中を見せつつのナイフエッジパス。少し遠いです…
さて、F-35Bの本領発揮な時間帯となってきました。
会場左側からリフトファンを開いた状態で一度パスします。
右側からギアダウン状態の完全なホバーモードで進入してきました。
その場で回頭したり…
平行移動したりとB型の特性を見せつけます。
その後はギアアップして左側に離脱してデモフライト終了です。
シンガポールがF-35B導入を決めたという事で、お礼のデモフライトだったのでしょうか(?)
個人的にF-35Bのデモフライトを見るのは3回目(RIAT18、ミラマー19)だったので見慣れたものとなってきました。
やはり本土のベモチームでは無いので機動自体は大人しめだったかと思います。
【終了後】
この日のデモフライトは終わったので、遅めの昼食。
会場内にはこんな感じで飲食物も販売しているので、BENTOのお店でチキンとマッシュポテトを注文してみました。
その後は入場時に利用したバスのりばへ戻って、会場から撤収します。
帰りのバスもコロナ追跡用の番号が振られていました。
バスでEXPO駅まで戻って来ました。
そのままホテルに戻るのもな~と思ったので、一駅先のチャンギ空港まで行ってお土産物を物色。
その後はホテルに戻り、夕食はホテル1Fのフードコートでチキンライスを頂きました。
チリソースが激辛&ポッカの緑茶がめっちゃ甘かった…(ビールが飲みたかったのに、何故かお酒類の取り扱いはありませんでした。)
夜はセブンで入手したホワイトタイガーを飲みつつ、この日の現像作業をしてから就寝。
エアショー1日目は無事に終了です。
【シンガポール&デレ7th大阪遠征】(8)シンガポールエアショー・トレードデー参加1日目/フライトディスプレイ・前編(2020/2/12)
さて今回はシンガポールエアショー2020(Singapore Airshow 2020)、トレードデー参加1日目(2/12・水曜日)のフライトディスプレイについてレポートします。
ちなみにこの日のプログラムはこの3つ。
- RSAF F-15SG & AH-64D
- USAF F-22A
- USMC F-35B
巨大空港であるチャンギに隣接しているため、11:30~12:20までの50分間しか飛行展示の時間がありません。
ちなみに会場である「チャンギ・エキシビション・センター」は海に面しており、フライトディスプレイは会場正面(北側)の海上にて行われます。
フライトディスプレイの時間になると、この展示ホール前の広場に観客が集結してきます。(とは言ってもトレードデーなのでガラガラです。)
この日の撮影機材はD500と200-500。
最大で換算750mmの組み合わせですが、飛行エリアがかなり遠目なのでこれでも機体は小さめにしか写りません…(この後の写真は適宜トリミング処理をしています。)
【RSAF F-15SG & AH-64D】
まずは地元シンガポール空軍のF-15SG(1機)とAH-64D(2機)の合同チームによるデモフライトです。
早速、2機のアパッチが会場前方から進入してくると、右方向からF-15が進入して来て会場正面でクロス。ド派手なフライトディスプレイのスタートです。
F-15はCFTを外して、アパッチもロングボウレーダーを外した状態という事でどうやら本気なデモフライト仕様なようです。
F-15は360°ターンを行ってから、再度会場前方を通過して左側に離脱。
上昇してからスプリットS(!!)を行って反転したF-15が左側から戻ってきます。
次の課目は4ポイントロールです。
日本国内でも散々F-15のデモフライトは見てきましたが、スプリットSや4ポイントロールを行うF-15は初めて見ました。
今度は右側からF-15が低速で進入してきます。
会場正面で上昇しながらフレアを放出!!
その後もループを行いながらフレアを撒き続けます。
ループが終わると、バレルロールして背面のままで会場左側に離脱。離脱中も小技が光ります。
反転して再度左側から進入してきます。
次の課目は3回転のエルロンロールでした。
会場右側に離脱したF-15が正面方向から戻ってきます。
ちょうど会場正面に差し掛かった所でバレルロールしつつフレアを放出。非常にイイ感じに連写が出来ました。
久しぶりにアパッチが出てきました。
右側から進入してきた2機編隊が上下に別れたと思ったら…
その間を左側から進入したF-15が貫いて行きました。(レンズの広角端200mmでもこれが限界でした)
その後はアパッチのターンという事で、しばらくアパッチが機動飛行を披露。
しばらくすると、会場左側からF-15が降下しつつ突っ込んできました。
フレアを撒きつつ機関砲攻撃を模擬しているようです。
攻撃が終わると上昇しつつフレアを撒きながら離脱。
合間では会場正面から現れたアパッチが2機で戯れています。
そのアパッチの前をF-15が通過して360°ターン。
ターンから戻ってきたF-15は左側に離脱。
機体下面のフレアディスペンサーを見ると、どうやらフレアは半分ほど消費したようです。
いよいよこのデモフライトも最後の課目となりました。
2機のアパッチの後ろから現れたF-15が急上昇しつつ残りのフレアを全放出。
(3機とも撮影するにはもっと広角めなレンズが必要ですね…)
という訳で、シンガポール空軍によるデモフライトでした。
F-15もアパッチも日本国内でも見ることが出来る機体ではありますが、BGMやナレーションを含めて、ここまでド派手なデモフライトは初体験&大感動でした。
ここまでで結構長い記事になってしまいました。
この後も長くなりそうなので、残りのF-22とF-35Bについては次回レポートします。
【シンガポール&デレ7th大阪遠征】(7)シンガポールエアショー・トレードデー参加1日目/展示ホール編(2020/2/12)
前回の記事では、シンガポールエアショー2020での地上展示の様子についてレポートしました。
ただし、シンガポールエアショーは普通のエアショーではなくトレードショーです。
という訳で今回はこちらの展示ホール内の各社ブースの様子についてレポートします。
ちなみに今回はコロナウイルスの蔓延が始まったタイミングだったので、一部の企業は出展を取りやめていたようです。
【日本企業】
まずは日本企業の展示ブースです。(一応)
ソウルとか珠海では見かけませんでしたが、シンガポールでは健在なようでした。
Mitsubishi Aircraft Corporation
三菱はスペースジェットの客室部分のモックを展示していました。
スバルはベル412をプッシュしている模様。
ただ、翌日には撤収していました。
一応屋外には実機が展示されていました。
Mitutoyo Corporation
ノギスでお馴染みなミツトヨも出展していました。
【シンガポール企業】
ST Engineering
地元シンガポールの軍需メーカー。
装甲車とか
小火器を展示していました。
Changi Airport Group
【アメリカ企業】
The Boeing Company
業界最大手であるボーイング。巨大なブースを出展していました。
787-10
777-9
T-7A
Pratt & Whitney
PW100エンジン
F35プログラムの紹介
ショッパーを頂きました。
General Atomics
CFM International
Bell
ベル社はコロナ騒動のため出展取りやめのようです。
FLIR Systems
Gogo Business Aviation
【欧州企業】
Airbus
A350-1000
電動航空機のコンセプトモデルが展示されていました。
屋外にはATR72が展示されていました。
Safran
Thales
Leonardo
イタリアのレオナルド社はコロナウイルスのために不参加となっていました。
Rolls-Royce
ロールスロイスはトレントXWBエンジンのモック(?)を展示していました。
Martin-Baker Aircraft
MTU Aero Engines
ドイツのエンジンメーカー。
タイフーンに搭載されているEJ200(本物?)が展示されていました。
SAAB
MBDA
Diehl Defence
ドイツのミサイルメーカー。IRIS-Tなどもモックを展示。
【その他】
United Aircraft Corporation
ロシアのミグとかスホーイが合併して出来た会社。結構広いブースを構えていました。
Russian Helicopters
Israel Aerospace Industries
RAFAEL
スパイクミサイル
ライトニングポッド
Turkish Aerospace
Korea Aerospace Industries
ちなみに会場の片隅には、その場でオレンジを搾ってジュースを提供するマシーンが設置されていました。
という訳でひと通り展示ホール内の様子をレポートしました。
次回はエアショー1日目のフライトディスプレイの様子についてレポートします。
【シンガポール&デレ7th大阪遠征】(6)シンガポールエアショー・トレードデー参加1日目/地上展示編(2020/2/12)
前回はシンガポールエアショー2020 (Singapore Airshow 2020)のトレードデーの入場方法についてレポートしましたが、今回は各国より集結した地上展示機についてレポートします。
会場である、チャンギ・エキシビション・センターの一番奥側に地上展示エリアがあります。ちなみに雰囲気はこんな感じ。
この日は一応晴れていました。平日のトレードデーなのでガラガラです。
【シンガポール空軍】
F-15SG
まずは地元・シンガポール空軍の主力戦闘機であるF-15SG。空対空・空対地ミッション用の兵装を搭載した機体が1機ずつ展示されていました。
AIM-9XとAIM-120Cを4発ずつ搭載した第142飛行隊のF-15SG。
AIM-9Xに加えて、GBU-12とGBU-38を搭載した第149飛行隊のF-15SG。
F-16C
お次は数の上では主力であるF-16です。
第143飛行隊所属機が1機展示されていました。
GBU-12とスナイパーポッドという空対地ミッション仕様です。
F-16D+
お次もF-16ですが、複座型のアップグレード版であるF-16D+。
第145飛行隊所属機が1機展示されていました。
CFTとかセンサー類とかモリモリです。
A330 MRTT
新型空中給油機であるA330。
元がワイドボディ旅客機というだけあって、かなり大きいです…
AH-64D
シンガポールでは戦闘ヘリであるアパッチも空軍が運用しています。
ロングボウ付きのD型で、ロケット弾とヘルファイアも搭載したフル装備状態での展示でした。
S-70B
哨戒ヘリのシーホークも空軍所属です。
Hermes 450
Heron 1
【アメリカ軍】
お次はアメリカ軍ですが、地元であるRSAFを凌ぐ規模で展示されていました。
F/A-18E
VFA-195の機体です。
P-8A
MH-60R
AH-1Z
おそらく普天間の機体ですが、どうやってシンガポールまで来たのでしょうか…?
UH-1Y
MV-22B
KC-135R
お馴染みの135ですが、嘉手納では無く本土ティンカーAFB所属機です。
F-22デモチームの随伴機でしょうか?
(只、今回のデモチーム使用機体はラングレーではなくヒッカムの所属機でした)
C-17
MQ-9
【マレーシア空軍】
お隣のマレーシアからは2機種参加していました。
Su-30MKM
シンガポールエアショー常連なフランカーですが、今年は地上展示のみに…
Kh-31も搭載した状態での展示でした。
A400M
エアバスのプロモーションの一貫で展示されていたA400M。
エアバス曰く、ゲームチェンジャーらしいです。
マレーシア空軍は商魂たくましいのか、機体の横でグッズ類を販売していました。
【タイ空軍】
F-5
近隣のタイからはF-5が2機参加。単座型と複座型が1機ずつの展示でした。
【メーカー】
EMBRAER E195-E2
エンブラエルはお馴染みのデモンストレーターが展示されていました。
DASSAULT FALCON 8X
DASSAULT FALCON 2000LXS
ATR 72-600
HONDA JET ELITE
BELL 412EPX
ベル社とSUBARUが共同開発しているヘリです。
IAI Heron Mk II
ちなみに地上展示の会場の奥には各社のシャレーがありました。
という訳で、シンガポールエアショー2020の地上展示の様子をお伝えしました。
今回はここまでとして、次回は展示ホール内の様子についてレポートします。
【シンガポール&デレ7th大阪遠征】(5)シンガポールエアショー1日目/トレードデー入場編(2020/2/12)
前回まではシンガポールまでの移動の様子(福岡→羽田→シンガポール)をレポートしましたが、今回からは遠征3日目です。
まずはシンガポールエアショー2020 (Singapore Airshow2020)のトレードショーの入場方法についてレポートします。
【チケット購入】
シンガポールエアショーのチケットは事前購入しなければなりません。
以前までであれば、チケット販売サイトで購入後にシンガポール市内の発券所で発券する必要があったようですが、今回からは完全なEチケットになりました。
トレードデーとパブリックデーで購入方法は異なりますが、トレードデーについてはエアショー公式(https://www.singaporeairshow.com/)から入場者の登録とチケット代の支払いを行います。
私は開催1ヶ月前に購入しました。
ちなみにチケット代はSGD70(≒5千円ちょい)で支払いにはpaypalを利用。
チケットはバーコードが記載されたPDFとしてDL出来るので、事前に印刷しておいて当日持参します。
【エアショー当日(トレードショー)】
シンガポールにて向かえる最初の朝。ホテルの7階からの景色ですが、微妙に曇っています…
とりあえずフライトディスプレイのスタートは11時ごろなので、ゆっくりと9時頃ホテルを出発。
まずはMRTで会場行きのシャトルバスが発着するEXPO駅まで移動。
EXPO駅に到着すると駅に隣接している展示場まで向かいます。
7号ホールからバスが出発するようですが、シャトルバスは入場チケットとは別料金らしいので窓口で購入。
SGD20(≒1500円くらい)もします…入場料だけでも5000円以上したのに…
流れでバス乗り場へ移動。
乗り場では車両番号が記載されたボードが掲示されており、番号を控えておくように指示されました。コロナ発生時の追跡用のようです。
バスに乗車。会場までは20分以上かかります。
会場付近まで来ると、道沿いに大きな看板が設置されていました。
会場に到着。
バスを降車すると、サーモグラフィーで体温を測られてから入場手続きに進みます。
持参していたEチケットのバーコードをスキャンして名札を発行してもらいます。念の為にリアル名刺を持参してはいましたが不要でした。
その後に手荷物検査を受けたら無事に入場完了です。
屋根に覆われた通路を進んでメイン会場へ移動します。この通路はスポンサーであるエアバスの看板で占拠されていました。
通路を抜けたらメイン会場に到着です。
案内に従って進むと展示ホールの入り口があります。
という訳で今回はここまで。
次回は展示ホールの中の様子についてレポートします。