前回は中国空軍の2つのアクロチームによるフライトを紹介しましたが、今回は主に航空機メーカーによるデモフライトについてレポートします。
11/8のプログラムを再度記載しておきます。
紅鷹表演飛行隊の展示終了後、次のフライトまで2時間程度ありましたので再び待機です。
昼食がまだでしたのでこの時間を利用して食事です。
この裏山ポイントには食堂も完備しているようでしたが、相変わらず中国の衛生状態を信用できないので、日本から持参してきたウィダーとカロリーメイトでお腹を満たします…
【Y-20】
予定にはありませんでしたが、Y-20(運-20)輸送機によるデモフライトが始まりました。
中国空軍が導入を始めた新型輸送機です。
う~ん。エンジンが細いC-17みたいな感じですね。
どうやらこのエンジンファミリーはMiG-31やIl-76、Tu-154などにも搭載されているようです。
何回かパスして終了です。
【JF-17】
お次はパキスタン空軍のJF-17です。
中国とパキスタンが共同開発してパキスタン空軍のみが採用した戦闘機です。
ド派手な離陸。
横から見るとカッコ悪い…
でも背中やお腹から見るとカッコいいですね。
ハイアルファ・パスも出来ます。
10分ほどで展示終了でした。
【FTC-2000G】
さてお次はFTC-2000Gのデモフライトです。
AVIC(中国航空工業集団)がJL-9高等練習機を軽戦闘機として運用できるように発展させた機体のようです。
何を隠そう、コイツはJ-7(MiG-21の中国版)がベースです。
離陸。横から見ると普通の練習機っぽい?
と思ったら機体尾部は完全にMiG-21です!
無理やり胴体脇に取っ付けたようなエアインテイクも目立ちます。
AVICのロゴが岐阜の飛実団みたいですね。
赤いスモークを出しながら低速パスして終了です。
【Mi-171A2】
Mi-17の民間向け発展型のMi-171A2のデモフライトです。
飛んだのはロシアン・ヘリコプターズ社所有の機体との事。
こんなに古めかしい外見をしていますが、コイツはグラスコックピットらしいです。
取り敢えず数分間ほど会場周辺をグルグル飛んで終了。
まだプログラムではフライトが続くようですが、単発プロペラ機ばかりのようでしたので撤収します。
丁度機材を片付けて居たら、検問で最初に出会ったオッチャンが声を掛けてきたのでバイクで下まで送ってもらいます。(もちろん有料)
朝タクシーを降りたところまで(ノーヘルのまま!)バイクで送ってもらって、タクシーを探します。
道端で飲み物を売っていたのでゼロコーラを購入。暑かったので潤される…
タクシーを捕まえましたが、ここでトラブルです…
運ちゃんにホテル名を書いたメモを見せると、場所はわかったようですが中国語で何か言ってきます。意味がサッパリだったので取り敢えずホテルに向かってもらうことにしました。
行きと同じく40分ほどで街中のホテルに到着です。
メーターは行きの150元よりも少し高くて180元ほどだったので200元を手渡すと、運ちゃんが違うというような事を言ってきます!
どうやら「会場から珠海の市街地まで走ると書き入れ時なのに時間をロスして客を逃すから往復分の300元払え」というような旨を(中国語で)言っているようです。
ふざけんな~という事でメーターと印字機から出てきたレシートを指さして、「レシートプリーズ、180元オンリー」と言う感じで抗議しました。すると運転手は以前の客のレシートを漁りだして、250元くらいのレシートを取り出しこれでいいか?と言ってきたので、再度180元の方のレシートを指差し「レシートプリーズ」と言うと200元で諦めたのか解放されました。
20元余分に払ったけどボッタクリ?に勝利です。
まさかまたこんな目に会うとは…という感じでした。(この時点で中国入国後タクシー利用した3回の内、2回トラブルです…)
という訳で、エアショー1日目フライトディスプレイの様子のレポートはここまでです。
この後は夕方にすぐ隣のマカオへ少しだけ行ってきましたので、次回はそれについてレポートします。