こんにちは。NANTAKU(@nantaku_p_photo)です。
2024年9月に実施したアテネ遠征レポートの第10回。
前回は帰路に寄ったパリにてBEA(フランス航空事故調査局)本部とル・ブルジェ航空宇宙博物館への行き方について紹介しましたが、今回は博物館の前編として屋内に展示されているヒコーキについてレポートします。
【入場】
シャルルドゴール空港からの詳しい行き方は前回のレポートをご覧いただければと思いますが、毎週月曜日は休館日となっておりますのでご注意を。
営業時間(2024年時点):毎週火曜日〜日曜日 10:00〜18:00
※訪問する際には下記公式HPにて最新情報をご確認ください。
という訳でまずは入場。
玄関に入るとまずは手荷物検査があります。大きい荷物は持ち込みNGなので持ってこないようにしましょう。
手荷物検査を通過すると横にチケットカウンターがあるので購入。カード決済可能です。
【パイオニアーズ・ホール】
どこの航空博物館でも大体同じですが、まずは航空黎明期の展示です。
あまり詳しくないので見学はさらっと済ませました。
【グレートウォー・ホール】
お次は少し時代が進み第一次世界大戦の飛行機たちです。
【スペース・ホール】
時代的にはWWIとは全然違いますが、お隣は宇宙関係のホールでした。
【インターウォー・ホール】
宇宙館の隣は時系列が元に戻り、WWI後〜WWII前の戦間期のヒコーキ達の展示。
大西洋横断やらスピードレース機やらのロマン溢れる(?)時代です。
【ヘリコプター・ホール】
お隣はまた時代が飛んでヘリコプターの展示。
SA316 アルエットⅢ
山岳救助仕様のSA342M ガゼル
世界中で使われたシコルスキー H-34
ブレゲーG111、御フランス製の二重反転ローターヘリ。
【コカード・ホール】
お次は第二次大戦後のフランス空軍機の展示。
ダッソー・ミラージュ2000(試作機)
MD.450 ウーラガン
ノースアメリカン F-86K
D型の空対空ロケットを機関砲に換装したNATO向けセイバードッグ
ノースアメリカン F-100Dスーパーセイバー
【プロトタイプ・ホール】
その隣はフランス製航空機の展示。試作だけで終わったヒコーキから実用機まで様々展示されています。
ノルド・1500グリフォンⅡ
ダッソー・ミラージュⅢA
ダッソー・ミラージュⅢV
ダッソー・ミラージュG8
フランスが試作していた可変翼戦闘機。結局キャンセルされてミラージュF1を採用する事に。
SA321 シュペルフルロン
【WWII・ホール】
お次は別棟になっている第二次世界大戦のホール。この時代を特に手厚く紹介している博物館も多いですが、フランスはWWIIでアレだったのであっさり目の内容です。
スピットファイア LF Mk.XVIe
P-47Dサンダーボルト
P-51Dマスタング
NC.900はフランスにて生産されたFw190
D.520はフランス製の国産戦闘機
ノルマンディでも活躍したダグラスC-47
A-1Dスカイレイダー
【ノルマンディ・ニーメン・ホール】
WWII館の隣のホールではノルマンディにて共に戦ったソ連軍のYak-3が展示されていました。
【コンコルド・ホール】
屋内展示の最後。この博物館の主であるコンコルドが2機展示されているホールです。
コンコルド試作機(001 F-WTSS)
搭載エンジンのオリンパス593
メインギア
コンコルド量産機(213 F-BTSD)
尾輪
試作機とは異なり、エンジンノズルにはスラストリバーサのバケットが装着されていました。
SEPECAT ジャグワール A-1
ダッソー・ミラージュⅣ
フランスの核抑止を担った戦略爆撃機。
主翼下には短距離離陸用のロケットモーター(?)も
という訳で、ル・ブルジェ航空博物館の屋内展示でした。
次回は同博物館の屋外に展示されている航空機を紹介します。