NANTAKU's PHOTO BLOG

航空祭・海外エアショー等のヒコーキイベントや声優イベントの遠征記、エアラインの搭乗記について写真をメインにレポートします

【アテネ&パリ遠征】(10)ル・ブルジェ航空宇宙博物館・前編(2024/9/17)

こんにちは。NANTAKU(@nantaku_p_photo)です。

2024年9月に実施したアテネ遠征レポートの第10回。

前回は帰路に寄ったパリにてBEA(フランス航空事故調査局)本部とル・ブルジェ航空宇宙博物館への行き方について紹介しましたが、今回は博物館の前編として屋内に展示されているヒコーキについてレポートします。

 

【入場】

シャルルドゴール空港からの詳しい行き方は前回のレポートをご覧いただければと思いますが、毎週月曜日は休館日となっておりますのでご注意を。

営業時間(2024年時点):毎週火曜日〜日曜日 10:00〜18:00

 

※訪問する際には下記公式HPにて最新情報をご確認ください。

www.museeairespace.fr

 

という訳でまずは入場。

玄関に入るとまずは手荷物検査があります。大きい荷物は持ち込みNGなので持ってこないようにしましょう。

手荷物検査を通過すると横にチケットカウンターがあるので購入。カード決済可能です。

 

【パイオニアーズ・ホール】

どこの航空博物館でも大体同じですが、まずは航空黎明期の展示です。

あまり詳しくないので見学はさらっと済ませました。

 

【グレートウォー・ホール】

お次は少し時代が進み第一次世界大戦の飛行機たちです。

 

【スペース・ホール】

時代的にはWWIとは全然違いますが、お隣は宇宙関係のホールでした。

 

【インターウォー・ホール】

宇宙館の隣は時系列が元に戻り、WWI後〜WWII前の戦間期のヒコーキ達の展示。

大西洋横断やらスピードレース機やらのロマン溢れる(?)時代です。

 

【ヘリコプター・ホール】

お隣はまた時代が飛んでヘリコプターの展示。

SA316 アルエットⅢ

山岳救助仕様のSA342M ガゼル

世界中で使われたシコルスキー H-34

ブレゲーG111、御フランス製の二重反転ローターヘリ。

 

【コカード・ホール】

お次は第二次大戦後のフランス空軍機の展示。

ダッソー・ミラージュ2000(試作機)

MD.450 ウーラガン

ノースアメリカン F-86K

D型の空対空ロケットを機関砲に換装したNATO向けセイバードッグ

ノースアメリカン F-100Dスーパーセイバー 

 

【プロトタイプ・ホール】

その隣はフランス製航空機の展示。試作だけで終わったヒコーキから実用機まで様々展示されています。

SO.6000トリトンはフランス初のジェット機

ノルド・1500グリフォン

ダッソー・ミラージュⅢA

ダッソー・ミラージュⅢV

ダッソー・ミラージュG8

フランスが試作していた可変翼戦闘機。結局キャンセルされてミラージュF1を採用する事に。

ダッソー・ミラージュF1 Cのスケルトンモデル

SA321 シュペルフルロン



【WWII・ホール】

お次は別棟になっている第二次世界大戦のホール。この時代を特に手厚く紹介している博物館も多いですが、フランスはWWIIでアレだったのであっさり目の内容です。

スピットファイア LF Mk.XVIe

P-47Dサンダーボルト

P-51Dマスタング

NC.900はフランスにて生産されたFw190

D.520はフランス製の国産戦闘機

ノルマンディでも活躍したダグラスC-47

A-1Dスカイレイダー

 

【ノルマンディ・ニーメン・ホール】

WWII館の隣のホールではノルマンディにて共に戦ったソ連軍のYak-3が展示されていました。

 

コンコルド・ホール】

屋内展示の最後。この博物館の主であるコンコルドが2機展示されているホールです。

コンコルド試作機(001 F-WTSS)

搭載エンジンのオリンパス593

メインギア

 

コンコルド量産機(213 F-BTSD)

尾輪

試作機とは異なり、エンジンノズルにはスラストリバーサのバケットが装着されていました。

 

SEPECAT ジャグワール A-1

湾岸戦争にてイラク軍のSAMにより損傷した機体との事。

 

ダッソー・ミラージュⅣ

フランスの核抑止を担った戦略爆撃機

主翼下には短距離離陸用のロケットモーター(?)も

 

という訳で、ル・ブルジェ航空博物館の屋内展示でした。

次回は同博物館の屋外に展示されている航空機を紹介します。