こんにちは。NANTAKU(@nantaku_p_photo)です。
2024年5月5日(日)に開催された「岩国フレンドシップデー 2024」の飛行展示と写真撮影者用有料席についてレポートします。
入場と地上展示の様子は前回の記事をどうぞ ↓
写真撮影者用有料席
飛行展示の前に写真有料席について簡単なレポートを。
滑走路の最前列(入場ゲートからも最も遠い場所)にある主にカメラマン用の席で価格は2万円。ネットでの事前販売のみでした。
まずは入口のテントでチケットを提示して入場。ここで簡単なお土産類ももらえます。
エリア内には最前列にパイプ椅子が3列ほどあり、後方には小規模ながらスタンド席もありました。ただ何も無いエリアだった前年よりは大分マシになっていました。
またエリア内に仮設トイレや簡単なフード類を購入出来る売店もあるので、エリアから出ることなく1日過ごすことも出来ます。
また岩国FDでは米本土のエアショーと同じく最前付近にスピーカーがあるので、日本の航空祭で頻発するナレーションやBGMが聴こえないという事がなくイベントを楽しむ事ができました。
とはいえ国内最大級のエアショーではありますがコレで2万円…
例えば、↓英国RIATのFRIAT席(6日間で6万円)や、
↓アテネフライングウィークのスポッター席(5日間で3.5万)、
↓米ミラマーのスタンド席(15ドル/日)などと比べると、岩国は2万円もする座席のクオリティとしては割高というかボッタクリ感しか無いように感じました…
オープニングセレモニー
さてさて、色々と文句は言いましたがフライトのスタートです。まずはオープニングのためKC-130が離陸。
KC-130から日米の国旗をイメージした吹き流しを着けたスカイダイバーがパラシュート降下しつつ国歌が演奏されるというアメリカンエアショーなオープニングセレモニーです。
ウィスキーパパ
第5空母航空団による航過飛行
岩国基地所属の米海軍空母航空団によるフライバイです。
まずはスーパーホーネットやグラウラーが合計5機離陸。
綺麗な5機編隊で会場上空を通過。
バディ給油ポッドを使用した空中給油デモも実施。
着陸のためのブレイク。
↓動画版はコチラ
F-35B ライトニングⅡ
お次は米海兵隊のF-35B。米本土の教官パイロットである"タイニー"少佐によるデモフライトです。
STOLモードで離陸。
ナレーション「F-35BライトニングⅡが音速に近い速度で接近します!!」
ほぼフラットスピン
ハイアルファパス
最後はホバーのデモで終了。最高のデモフライトでした。
↓動画版はコチラ
ブルーインパルス
↓動画版はコチラ
MAGTFデモ
お次は岩国FDのメインイベント(?)であるMAGTFデモ(海兵空陸任務部隊のデモンストレーション)です。
まずは作戦空域に向かう途中で航空支援担当のF-35とF/A-18がKC-130より空中給油を受けます。
F-35が敵地上部隊への近接航空支援を実施。
F/A-18も近接航空支援のため突っ込んできます。
地上では爆発が。
AH-1ZやUH-1Yも敵に対して攻撃を実施。
地上の敵が片付いた所にCH-53とMV-22で海兵隊の主力部隊を投入して制圧します。
MAGTFデモの最後に固定翼機がパスして終了。
↓動画版はコチラ
F/A-18Fスーパーホーネット
次は米海軍のスーパーホーネットによるデモフライト。
パイロットは米本土デモチーム所属の"シャイロニー"と"ダンシングベアー"の2人です。
まずは離陸直後にギアを出したままでのダーティーロール!!
ハイスピードパス!
急激な引き起こしでライノの高機動を見せつけます。
最後は観客へサービスの"フォト・パス"
久しぶりにスーパーホーネットのデモフライトを見ることが出来ましたが最高でした。
↓動画版はコチラ
陸上自衛隊ラペリング降下
F-2機動飛行
岩国FD2024のトリを飾るのは航空自衛隊F-2による機動飛行。パイロットは第8飛行隊のジオス氏です。
まずは会場右側からハイスピードパス。BGMはブルーズでもお馴染みなMötley CrüeのKickstart my Heartだし、英語ナレーションも"ジオス~"を連発してて私もノリノリです。
A/B & ランディングギアな状態での360度旋回。
模擬対地攻撃のため会場正面から突っ込んでくるF-2。
最後は翼をフリフリしながらパス。F-2はそのまま築城基地へ帰投しました。
日本が誇る(?)8スコの機動飛行でしたが海外エアショーにも負けず劣らずの迫力でした。
ちなみに地上展示中のF-2の前には今回の飛行プログラムが掲示されていました。
↓動画版はコチラ
撤収
エアショーが終わったので撤収です。
岩国駅行きのシャトルバスは行列が凄かったので駅まで数キロ歩いて無事に撤収することが出来ました。